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ガス給湯器の在庫不足・品薄はいつまで?
2022.11.02・冬場に壊れやすい
・世界的な半導体不足
・部品不足
以上の3点があげられます。ひとつずつ見ていきましょう。
冬場は外気の温度が低いので給湯器もフル稼働しなければなりません。
ぬるめの水を沸かすのと冷たい水を沸かすのとでは、
必要なエネルギーは異なります。
後者の方がエネルギー消費は高いです。
フル稼働する時間が長ければ、当然故障しやすくなります。
さらに大寒波が起きると一気に給湯器が凍結するため、修理・交換が必要になります。
これらのことから、給湯器は冬場に壊れやすく不足しやすいのです。
現在コロナの影響で半導体が世界的に不足しており、
結果給湯器が不足しています。
半導体とは多くの家電製品などに欠かせない重要な物質です。
シリコンなど、物質に電気を通す「導体」と
電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質や材料のこと、
及びこれらの材料を使って作られたトランジスタや集積回路のことを言います。
例えばエアコンの温度センサーにも炊飯器の火力制御にも使われています。
その他にもパソコン、スマートフォン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、
銀行のATM、電車、車、医療などに使用されます。
今の時代、半導体なしでは暮らしていけません。
もちろん毎日あったかいお湯を提供してくれる給湯器にも使われています。
そんな半導体が、以下のような状況となって供給が追い付かなくなっています。
ロックダウンで工場や港の閉鎖
↓
半導体が届かない
↓
ロックダウン解除で工場や港が機能しても供給が追いつかない
また、同時にリモートワークの急増などでIT化の流れが
加速しており、さらに半導体不足に追い打ちをかけています。
給湯器の部品の生産工場が多く集まっているのが東南アジアです。
特にベトナムは重要拠点の一つです。
このベトナムがロックダウンしてしまうと、
基板の部品調達がかなり難しくなります。
当たり前ですが、部品がなければ、給湯器はできません。
そんな中、2021年7月9日にベトナムホーチミン市で
ロックダウンが実施されました。
その影響で製造が滞り、給湯器不足に拍車をかけています。
半導体ももちろん、その他部品の供給も間に合っていない状況です。
今年の冬も品薄が懸念されています。
さらに12月~1月は給湯器の交換案件がかなり多くなる事から
さらなる給湯器不足が見込まれます。
給湯器の調子が少し不安な場合は、冬になる前に
早めに交換することをオススメいたします。
現状もコロナ情勢は変わりません。
10年以上同じ給湯器をお使いの方、
給湯器の異変を感じる方はお早めに専門業者に相談しましょう。