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【2021年最新版】エコポイントに代わる「グリーン住宅ポイント制度」について解説
2021.11.03新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ住宅需要を引き上げる目的として、運用が開始された「グリーン住宅ポイント制度」をご存知でしょうか。
「グリーン住宅ポイント制度」は、リフォームや新築住宅購入など、工事の内容に応じてポイントを受け取ることができる制度です。すでに申請が終了している「次世代住宅ポイント制度」で受け取れた「エコポイント」に代わる制度として、注目されています。そこで今回は、グリーン住宅ポイント制度の概要やエコポイントとの違い、制度利用の注意点についてご紹介します。
グリーン住宅ポイント制度は、2020年12月15日~2021年10月31日の期間に工事請負契約を締結した人を対象に、工事の内容に応じてポイントが発行される仕組みです。2020年12月15日時点で40歳未満の若者・子育て世帯に対しては、その他の世帯よりも多くのポイントが付与されます。賃貸住宅のリフォームも対象となっており、上限内であれば同一住宅でも複数回の申請が可能です。
2021年現在、ポイント発行対象となる契約の期間は延長されていません。ただし、ポイント発行申請は、窓口・郵送の場合、2021年11月30日まで、オンライン申請であれば2021年12月15日まで受け付けています。
発行されたポイントは、家電や雑貨、食品などの対象商品との交換に利用するか、追加工事を発注する際に利用可能です。
2020年3月31日に申請の受付を終了した「エコポイント」と「グリーン住宅ポイント」の大きな違いは、追加工事の支払いにポイントを充当できるようになったことです。
以前のエコポイントの使い道は、インターネットのポイント交換サイトでの商品交換に限られていました。一方、グリーン住宅ポイントは、エコポイントよりも使い道が増え、ワークスペースの設置や環境向上工事、家事負担軽減に関する工事といった追加工事の代金に充てられるようになったのです。
グリーン住宅ポイント制度を利用する際の最大の注意点は、ポイント申請額が予算の上限に達したら、申請終了期限の前に受付が終了してしまうことです。
ポイント申請額が予算上限に達した日以降に提出された申請は、ポイント発行の対象外となります。つまり、予算上限額に達した前日までの申請が受付の対象となるのです。
2021年11月19日までに、予算に対するポイント申請額の割合は86%となっています。申請終了期限前に100%に達する可能性は非常に高くなっているのが現状です。そのため、グリーン住宅ポイントの申請をまだ終えていない方には、早めの申請をおすすめします。
今回は、グリーン住宅ポイント制度やエコポイントとの違い、制度利用の注意点についてご紹介しました。グリーン住宅ポイント制度は、エコポイントが付与された「次世代住宅ポイント」から進化し、さらに使い勝手が良くなりました。申請の終了期限前に受付が打ち切られてしまう可能性があるため、申請がまだ終わっていない方は、早めに行うようにしましょう。